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幸福途上国日本

最近読んだ本で、非常に面白い本があったので紹介したい。



世の中に溢れる、精神論満載の本とは違い、金融出身の著者が様々なデータを用いて
宗教や、経済、精神病発生率、などの観点から幸せとは何かを再発見させる本。


幸福途上国ニッポン 新しい国に生まれかわるための提言幸福途上国ニッポン 新しい国に生まれかわるための提言
(2011/06/24)
目崎 雅昭

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日本てどうなんだろね?

俺の目から見て日本の生活インフラは本当に素晴らしい。
ご飯はうまいし、高いレベルの文化が簡単に誰でも手に入る。

世界最高水準の給料を手に入れることができて、格差なんて微々たる物だ。


外の公園に設置されてる水道は、そのまま飲めるほど清潔な水が出てくる。
安全で、清潔で、同じ民族で同じ言語を喋るこの日本が大好きだ。



しかしこの国の人たちが(もちろん俺も含めて)幸せか?というとかなり微妙らしい。
少なくとも朝の電車に乗るビジネスマン達の顔からは表情が消えて、とても幸せそうには見えない。

日本には各種性風俗産業や、ギャンブル、いわゆる癒しを生む産業がたくさんある。
これはただの溜まったストレスへの対処であって、根本的な解決にはならない。


日本の特徴の一つに、協調性。というのがあるが
悲しいことに言い換えれば、異質な個人を寛容しない。ということでもある。


協調性の反対語は、おそらく多様性。


男女間の格差の小ささはもちろん、同性間の結婚まで認められているような国は、総じて幸福度が高いらしい。
多様性の意味するものは、「個人の選択の自由」だ。


当たり前だけど、自分の人生を自分でコントロールできるってのは幸せだ。
当たり前すぎて忘れがちだけどね。


著書より
Q:楽しい時間を過ごすことが重要ですか?
という質問に、「非常に重要」と回答した日本人は1.8%、これは世界51カ国中ダントツ少ない。

Q:新しいことを考え、クリエイティブなことは重要ですか
という質問に、「非常に重要」と回答した日本人は5.6%、これは世界51カ国中50位。


旅の途中で、幸せとは何か?という疑問を考え続けた。


安宿のベッド、国境を越えるバスの中、スコールを眺めながら、最高の波が割れているビーチで
様々な場所で、最高の時間を過ごした夜、現地の空気を吸いながら
時には孤独に押しつぶされそうになりながら、思考を巡らして書き続けた。


色んな生活を見た。色んな人がいた。現地人も旅人も、個性が強い人ばっかりだった。
ボロボロになるまで書き続けた。思ったこと、感じたことを何冊も文字に起こした。


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どうすれば幸せに過ごせるか?


メモ帳にはこう書いてある。

「幸せの最低条件ってのは自由であることだと思う。


別の言い方をすると、自分の自由を放棄しないこと。


つまり、まずは、自分の自由に気づく事。」

(自分自身を縛り付けてるのは、実は自分だったりする)




まずはそこからじゃないですかね?
そんな悪い国じゃないよ日本は、少なくとも俺はそう信じてる。
(教訓はFuck世間の目だぜ!!)



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