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2009.07.18 サラダ
久しぶりに上等なサラダを食べた。
湯通ししたチキンと新鮮な野菜にオリーブオイルを掛けて食べるようなサラダ。

おいしい食べ物は素敵な人たちのことを思い出させる力があるのかも知れない。

まず、カンボジアのプノンペンで知り合ったアメリカ人を思い出した。

「寿司ってのは、ファストフードなのか特別な日に食べるものなのか?」
吸っていたグラスを彼は灰の染み付いた灰皿に置きながら真剣な面持ちで聞いてきた

どっちでもある。食べる場所と値段による。ちゃんとした寿司はうまい。

「実は俺はアメリカで寿司シェフをしてるんだけど、日本にいつか行きたいと思ってる」

日本の寿司を食ったことないのに寿司のシェフをしてるの?
日本にもイタリア料理やフランス料理があるけど、イタリアやフランスに行ったことのないシェフはたくさんいるよ。

「日本の寿司屋で働きたいんだけど、それは可能なのか?」

ワークパーミットを取れば可能だと思うけど、本物の寿司を握るのは難しいと思うよ。
なぜなら、本物の寿司ってのは日本人にしか握れないし、日本人が英語でラップしてアメリカ人に勝てると思う?

「そうだけど、なんでそう思うんだい?」


つまりこういうことだよ。
¨食べておいしい鮨ってのはちょっと練習すれば誰にでもできる。
だけど食って旨い鮨を握るには年期がいる。¨

・・・・・・・・・・・・・
このセンテンスを英語で表現したかったんだけど
俺の乏しい英語力ではまったく意味が通じなかった。


次に思い出したのは、インドネシアで二人で夕食を食べに行ったフランス人の女性。

すごくきれいな姿勢でナイフとフォークを上手に使って魚を食べる人だった。
それを褒めると、当たり前じゃないと言われた。
きっとテーブルマナーというものを子供の頃から躾けられてるんだろう。

俺は箸を使って焼き魚を食べていたら、よくそんな器用に箸を使えるわね、と言われた。
当たり前だ。日本では魚は箸で食べるんだから。

とてもいいディナーだったの思い出した。
レストランにはジャズ風にアレンジされたビートルズが
小さい音で流れていたし、室内の温度もちょうど良かった。


自立した人ってのは男女問わず魅力的だ。
彼女の好きなワインやフランス人の元彼の話を聞いた、いかにもフランス人らしいと思った。

俺は近所の田んぼの話をした。夏の田んぼの色とか匂い。それとカエルの話。
彼女は自分の人生を楽しんでいる。きっとこれからも順調に楽しんで生きていくはずだ。


¨Yuuki,how do you want to finish your life ?¨
フランス訛りの英語はとてもセクシーだった。

¨I feel like passing away
while I am catching a wave¨

韻を踏んで返した答えに彼女はとても上機嫌になったのを覚えてる。
とても楽しいディナーだった。真似して英語で韻を踏もうと試みる姿はとてもキュートだった。

教えてもらったフランス語はジュテームとテボーとメルシーボークー。
テボーなんて教わっても特別にどうする分けでもないけど。

上等なサラダは本当にたくさんのことを思い出させた。
多すぎて書ききれないくらい、素敵な人たちとの出会いがあった。
こんな広い世界で、一人また一人、人に出会うのは奇跡を越えた以上の奇跡だ。

これからも全ての出会いを大事にしたいし、今まで出会った人には感謝したい。


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